富永啓生君の編入先、ネブラスカ大の話

アメリカの短大、レンジャーカレッジでプレーする日本人プレーヤー富永啓生君。最近の活躍で何かと話題が出ているので、このタイミングでちょっと乗っかっておこうかなと。

今年短大を卒業後、富永君はNCAAディビジョン1のネブラスカ大に編入予定。今回はネブラスカ大の所属カンファレンス、ネブラスカ大の成績、富永君の編入と同じタイミングでネブラスカ大に入学する新入生の話を。

強豪ひしめくBig Ten

まずはネブラスカ大の所属カンファレンスの話から。NCAAのディビジョン1のチームは、それぞれ32のカンファレンスのいずれかに所属。ネブラスカ大が所属するカンファレンスはBig Ten。NCAAディビジョン1の中でも有数の強豪カレッジとして知られている。

Big Tenには計14校が加盟し、加盟校にはミシガン州立大、インディアナ大、ミシガン大、オハイオ州立大など、多くのプレーヤーをNBAに輩出してきた伝統校や強豪校が名を連ねる。昨年のドラフトだけで、Big Tenから4名もドラフト指名を受けた事からも、このカンファレンスにどれ程のタレントが集まっているかがお分かり頂けるでしょう。

ネブラスカ大は2011-2012シーズンからそれ以前まで所属していた同じく強豪カンファレンスのBig 12からBig Tenに移籍。リーグ形式のレギュラーシーズン、トーナメント形式のプレーオフであるカンファレンストーナメント共に優勝の経験はまだない。

今季も大きく負け越し


ネブラスカ大は元NBAプレーヤーでNBAチームでのHC経験のあるフレッド・ホイバーグがHCに就任して2季目。

就任1季目の昨季はシーズン成績7勝25敗(カンファレンス成績2勝18敗)でカンファレンス最下位に沈み、2季目の今季もシーズン成績7勝20敗(カンファレンス成績3勝16敗)で2季連続のカンファレンス最下位に終わり、カンファレンストーナメントでも初戦敗退でシーズン終了を迎えた。

ホイバーグをHCに招聘して2季が過ぎたが、まだ浮上のキッカケを掴めないでいる。

待望の有望新入生が加入

※ネブラスカ大入学予定のブライス・マクゴーウェンス

ホイバーグ就任以降もパッとしないシーズンを過ごしてきたネブラスカ大だが、富永君の編入と同じタイミングで2人の有望新入生が入学する。

ウイングのブライス・マクゴーウェンスはESPNランキングで22位に入り、最高評価の5つ星を獲得する未来のNBAプレーヤー。インサイドのウィルヘルム・ブレイデンバッチもカリフォルニア州屈指の強豪であるマターデイハイスクール出身で、ESPNランキングで64位にランクされる器用なプレーヤー。

この2人が同時期にチームに加入するのは、ネブラスカ大にとってはとても明るい話題だろう。ちなみにマクゴーウェンスの兄、トレイ・マクゴーウェンスもネブラスカ大でプレーする。

富永君にとっては頼もしいチームメイトとなるが、NBA入りを目指す上ではエース級の活躍が求められ、同時に強力なライバルにもなるだろう。


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