ジェイレン・デューレンの名前は覚えておいた方がいい

今回も推しの押し売りを。

モントバードアカデミでプレーするclass of 2022のジェイレン・デューレン。

今年高校の最上級生となるデューレンは、ESPNによる有望プレーヤーランキングで同学年の2位にランクされる有望株。

今年はアメリカの高校スポーツに特化したウェブサイトであるMaxPreps選出の学年最優秀選手賞も受賞している。

先日、デューレンの所属するAAUチーム、Team Finalは、デューレンと同学年のNo1プレーヤーで"レブロン・ジェームズ以来最高の高校生"との声も聞かれるイマニ・ベイツ擁するBates Fundamentalと対戦。

デューレンがインサイドを制圧し、Team Finalが81-63で快勝を収めた。

ベイツとの直接対決にも勝利し、これまでベイツが維持してきた学年No1の座にデューレンが肉薄。

NBAでもスターとなれるポテンシャルを秘めるデューレンは、今から名前を覚えておくべきプレーヤーだろう。

先日、デューレンは高校卒業後の進路候補も公表。NCAAディビジョン1校9校と、2つのプロリーグ(GリーグとNBL)が候補に残った。


モントバードアカデミーを全米王者に導いたビッグマン

 
※水色のジャージー、背番号2番がデューレン

昨季からフロリダ州の強豪校、モントバードアカデミーでプレーしているジェイレン・デューレン。

2019年のU16アメリカ選手権では大会ベスト5にも選出された身長6フィート10インチ(208.3cm)のビッグマンは、ディアンジェロ・ラッセルやベン・シモンズ、RJ・バレット等を輩出したモントバードアカデミーでオールラウンドなプレーに磨きを掛けている。

実質的な全米高校No1決定戦であるGEICOナショナルズでも、ペイントエリアを制圧し、モントバードアカデミーの優勝に貢献した。

屈強なフィジカルを誇るデューレンだが、ハンドリングやパスのスキルにも優れ、彼のプレーを元NBAのオールスターであるクリス・ウェバーに例える声も。

昨季までは実力派の上級生に囲まれ、オフェンスでは"使われる側"のプレーヤー。得点パターンはリング周りのダンクやレイアップがメイン。

スコアリングには課題もあるが、スキル自体は高く、最上級生となる来季は、得点面でも支配的なプレーヤーへと飛躍を見せてくれるはずだ。

また、横のクイックネスとパワーにも優れ、ディフェンスではビッグマンからガードまでカバー出来る点も、現代的なビッグマンとしては見逃せない。

州内のライバル校で、全米屈指のタレントを揃えるIMGアカデミーとの対戦では、高校屈指のビッグマンである1学年の上のムーサ・ディアバテを完璧に押さえ込んでしまった。

同タイプのプレーヤーとしては、バム・アデバヨがNBAで活躍しているがデューレンはアデバヨをも上回るスケールを感じさせる大器。

2023年のドラフトで間違いなく注目候補となるデューレンの名前は、今から覚えておいて損はないだろう。

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