チームUSA:圧勝でU18アメリカ選手権を制す

メキシコのティファナで開催されたU18アメリカ選手権(FIBA Under-18 Americas Championship)。

上位4チームには、2023年にハンガリーで開催予定のU19ワールドカップへの参加資格が与えられる。

大会5連覇中のUSAは、危なげなく決勝に勝ち上がり、決勝ではブラジル代表と対戦。

決勝でもブラジルを102-60で圧倒。大会6試合を通して、平均で50.5点差を付け、難なく大会6連覇を達成した。


キャム・ウィットモアが大会MVPを受賞


※決勝戦のハイライト

全試合を通して、対戦相手を蹂躙したUSA。

ガードからセンターまで、全ポジションにタレントを揃え、全プレーヤーがハードにプレーするのだから、対戦相手は一たまりも無かった。

MVPを受賞したの背番号13番のキャム・ウィットモア。

ビラノバ大に進学するウイングで、抜群のパワー、高い身体能力と突破力で速攻やドライブで猛威を振るい、決勝では30得点12リバウンドのダブルダブル。

今大会ではアウトサイドシュートも好調で3PT成功率はチームハイの45.5%を記録した。

平均17.4分の出場時間で、それを上回る平均18.7得点。全試合でハイライトプレーも見せ、手の付け様のない暴れっぷりだった。

今大会では、対戦相手との実力差がありすぎた為、彼の真価をまだまだ見せてはいない。ビラノバ大で規律やディフェンスを学び、どんなプレーヤーに進化するか、今から楽しみでならない逸材。

ウィットモアと並び、大会ベスト5に選出されたのが、オレゴン大に進学するビッグマンのクレル・ウェア(背番号11番)。

最近流行りのスキルフルなタイプでは無いが、抜群のサイズと高い身体能力でフィニッシャーとして躍動。

ウィットモアに次ぐ、チーム2位の平均15.7得点に加え、平均1.8ブロックを記録し、攻守でUSAのインサイドを支えた。

他にも、オールラウンドなプレーを見せたアーカンソー大進学のビッグガード、アンソニー・ブラック、アスレティックなプレーを見せたビラノバ大進学のガード、マーク・アームストロング、チームの潤滑油としてバランスを取ったイリノイ大進学のコンボフォワード、タイ・ロジャース等が好プレーを見せた。

今大会の試合はFIBA公式からYouTubeにフル動画がアップロードされているので、来季の予習も兼ねて是非チェックしておきたい。


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