投稿

NBAドラフト2017:コンバインの身体測定結果を2016年と比べてみる。

イメージ
当たり年と言われる2017年のドラフト。 確かにNCAAではフレッシュマンの活躍が目立ちました。 ケンタッキー大は例年通りフレッシュマン主体で暴れまくり、UCLAもロンゾ・ボールとT.J・リーフの活躍で劇的な復活を遂げました。 さて、感覚的には確かに今年のドラフトは選手層も厚く、2016年のドラフトよりも期待が持てそうですが、実際に数字で比較してみた場合それほどの違いは出るのでしょうか。 今年のコンバインの身体測定結果と2016年の計測結果を見てみましょう。

NBAドラフト2017:ダーク・ノヴィツキー以来の大型シューター、ラウリ・マルカネン。

イメージ
フィンランド出身のビッグマン、ラウリ・マルカネン。 2016年のU-20ヨーロッパ選手権では平均24.9得点で得点王を獲得し、ユーロ屈指のビッグマンとしてアリゾナ大に入学。 アリゾナ大では選手層の厚いチームの中で1年次から得点源の1人として活躍。 チーム2位の平均15.6得点、チーム首位の平均7.2リバウンドを記録。 3PT成功率42.3%、FT成功率83.5%とユーロ出身のビッグマンらしく、非常に高精度のシュート力を有しています。 ユーロ出身の選手としてはダーク・ノヴィツキー以来の大型シューターに大成するポテンシャルを持つ選手です。

2017-2018NCAA注目チーム:有力転校生の獲得で戦力を維持するカンザス大。

イメージ
He's coming back for his senior year! #kubball @Devonte_Graham4 pic.twitter.com/ZSI1cjJUwB — Kansas Basketball (@KUHoops) 2017年4月9日 2017年NCAAトーナメントでもELITE8進出。 28年連続でNCAAトーナメント出場を続けるNCAA屈指の強豪校カンザス大。 フランク・メイソン、ランデン・ルーカスが卒業、ジョッシュ・ジャクソンもアーリーエントリーで主力3人がチームを去りますが、充実の補強で戦力を維持。 今年のカンザス大は有望フレッシュマンの獲得だけでなく、マリック・ニューマンとサム・カンリフの2人の転校生が加入。 転校生の2人はチーム練習には昨シーズンから参加しており、戦力の計算がしやすい補強となりました。 今年のカンザス大もカレッジバスケの中心に座ることは間違いないでしょう。

NBAドラフト2017:劇的な成長を遂げたカレッジNO1インサイド、ケイレブ・スワニガン。

イメージ
パデュー大の2年生PFのケイレブ・スワニガン。 2014年のU17世界選手権優勝メンバーでもあり、パデュー大では1年次から主力として出場時間を獲得。 今季は個人成績を劇的に向上させ、カレッジNO1インサイドと言って過言では無い活躍を見せました。 カレッジのトップ選手に成長し、NBA入りを目前に控えるスワニガンですが、幼少期には多くの苦難を経験。 スワニガン家族は6人の兄弟を抱えながらも父はコカイン中毒。 幼少期には家庭の経済的事情から引っ越しを繰り返し、ホームレスシェルターでも生活をし、小学校・中学校と1年以上同じ学校に通うことは1度も無かったそう。 不健康な食生活を続けたスワニガンは8年生(日本の中学2年)を前に体重180kg近くの超肥満児。 兄カールの紹介により、カールが所属していたAAUのコーチであるルーズベルト・バーンズに引き取られることが無ければ、スワニガンが現在の様にバスケットボール選手として成長することは無かったでしょう。

2017-2018NCAA注目チーム:ポーター獲得で期待のかかるミズーリ大。

イメージ
✅ First official team meeting of #Mizzou 's 2017-18 season. #MIZ 🐯🏀 pic.twitter.com/UvXYDKh1UJ — Mizzou Basketball (@MizzouHoops) 2017年6月4日 ノースカロライナ大のNCAAトーナメント優勝で幕を閉じた2016-2017のカレッジバスケシーズン。 ちょっと気が早い気もしますが、有望高校生の進路もほぼ決まったことですし、2017-2018シーズンの気になるチームをまとめ始めようかなと。 2016-2017シーズンはUCLAが2人のフレッシュマン、ロンゾ・ボールとT.J・リーフの活躍で大きく躍進しました。 今年UCLAの様な変身を遂げるチームがあるとすれば、最有力候補はミズーリ大でしょう。 ワシントン大のヘッドコーチ解雇により、進学を白紙に戻したマイケル・ポーターJrを獲得に始まり、そこから一気にリクルートで攻勢をかけ、有望高校生が相次いでミズーリ大にコミット。 近年不振にあえぐミズーリ大ですが、2017-2018シーズンは久々ファンにとっては楽しめるシーズンとなりそうです。

アメリカ高校バスケ界に広がる新ブーム”Jelly(ジェリー)”。

イメージ
Isaiah Washington brought the JELLY to Dyckman 🍇 @Jellyfam_Dimes @IamDyckman pic.twitter.com/4XQXUzYZg6 — Overtime (@overtime) August 21, 2018 Jelly(ジェリー)という単語とそれに添えられたブドウの絵文字が新たなブームとしてアメリカ高校バスケ界を席巻中。 このブームの火付け役はNYの高校生PG、アイザイア・ワシントン。Class of 2017のワシントンは昨夏のUnder Armour主催の高校生オールスターゲーム、Elite24で学年トップ選手のトレボン・デュバルと互角以上の1対1を披露し、その名を世界中に知られる様になった選手。 ワシントンが自身のシグネチャームーブとして作ったレイアップがJelly。そしてワシントンと共にJellyを繰り出す仲間達、Jelly Famは物凄い勢いで全米中に拡散しています。

チャールズ・バッシーとコール・アンソニーがPangos All American CampでMOPを同時受賞。

イメージ
Big ups to Camp co-MVP's Charles Bassey and @The_ColeAnthony ! pic.twitter.com/zJJOydDOrE — Baller.TV (@baller_tv) 2017年6月4日 全米中の有望高校生を集めて開催されるPangos All American Camp。 今年で15回目の開催を迎え過去の参加者からは多くの選手がNBA入り。 過去のMOP(Most Outstanding Player=最優秀選手)受賞者にはジェームズ・ハーデン(2006年)、デマー・デローザン(2007年)、ジョン・ウォール(2008年)等ビッグネームが名を連ね、昨年はマイケル・ポーターJr(ミズーリ大)、トレボン・デュバル(デューク大)が受賞。 今年のMOPの受賞者はClass of 2019のチャールズ・バッシーとコール・アンソニーが受賞。 下級生がMOPを受賞したのは2012年のクリフ・アレキサンダー以来2度目となりました。