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NBAドラフト2025:ドラフト随一のロマン枠、エース・ベイリー

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ドラフト前という事で駆け込みを。 今回はドラフト候補屈指のタフショットメイカーで、随一のロマン枠、ラトガース大のエース・ベイリーを。 シュートセレクションが悪く、フィジカルも弱く、タフショットを打ちがちで、近頃はワークアウトキャンセルでお騒がせがちな候補生ですが、彼の魅力には抗えない大器だ。 エース・ベイリー(Ace Bailey) 所属:ラトガース大 生年月日:2006年8月13日 ポジション:SF/PF 主な受賞歴:Third-team All-Big Ten (2025)/Big Ten All-Freshman Team (2025) スタッツ(2024-2025) GP MIN FG% 3P% FT% REB AST BLK STL PF TO PTS 30 33.4 46.0 34.6 69.2 7.2 1.3 1.3 1.0 2.8 2.0 17.6 コンバイン測定結果 身長(裸足) 指高 体重 ウイングスパン 垂直跳(助走無) 201.9 271.8 92.0 214.6 69.9 垂直跳(助走有) レーン アジリティ シャトルラン スプリント 最高到達点 87.6 10.97 2.78 3.12 359.4 ハイライト 高校時代から高い評価を受けるロマン枠 高校時代、ESPNからの評価でクーパー・フラッグに次ぐ学年2位という評価を得ていたエース・ベイリー。 当然、世代屈指のプレーヤーが選出されるマクドナルドオールアメリカンやHOOP SUMMITにも出場。 多くの強豪カレッジからリクルートを受けたベイリーだったが、進学先に選んだのは決してNCAAトーナメントの常連とは言えないラトガース大。ベイリーに続いて、同じく世代屈指のプレーヤーであるディラン・ハーパーもラトガース大にコミットした事で、同大は一躍全米から注目を集める事となった。 ちなみにベイリーの家族はバスケットボール一家。 父のリチャードはヒューストン大、母ラミカはウェストバージニア大でのプレー経験を持ち、伯母は元WNBAプレーヤーで1996年にはUSA代表として金メダルも受賞しているプレーヤーだ。 ハーパーと共に注目を集めるも 練習中の負傷で開幕戦には出遅れたベイリーだが、対モンマス大戦で17得点6リバウンドと上々のデビューを飾る。 安定感には欠けたもの...

NBAドラフト2025:世代屈指の大型ガード、ディラン・ハーパー

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気づけば6/25の1巡目ドラフトまで1週間を切っており... 。 今年もドラフトネタをサボりにサボっているのですが、最後の悪あがきに。  今回は上位指名の有力候補であるラトガース大のフレッシュマン、ディラン・ハーパーを。  往年のNBAスター、ロン・ハーパーを父に持ち、兄はNBAプレーヤーのロン・ハーパーJr。  生粋のサラブレッドであるハーパーは、ラトガース大でもフレッシュマンからエースとして活躍し、今年のドラフトで2位指名が有力視されている。 ディラン・ハーパー(Dylan Harper) 所属:ラトガース大 生年月日:2006年3月2日 ポジション:PG/SG 主な受賞歴:Third-team All-Big Ten (2025)/Big Ten All-Freshman Team (2025)/Morgan Wootten National Player of the Year (2024) スタッツ(2024-2025) GP MIN FG% 3P% FT% REB AST BLK STL PF TO PTS 29 32.6 48.4 33.3 75.0 4.6 4.0 0.6 1.4 1.9 2.1 19.2 コンバイン測定結果 身長(裸足) 指高 体重 ウイングスパン 垂直跳(助走無) 194.3 259.1 96.7 209.6 77.5 垂直跳(助走有) レーン アジリティ シャトルラン スプリント 最高到達点 92.7 11.07 3.05 3.16 351.8 ハイライト NBAファミリーのサラブレッド 高校時代から、ESPNランキングでclass of 2024で学年全体4位と高い評価を得て来た世代屈指の大型ガード、ディラン・ハーパー。 元NBAプレーヤーの父を持ち、兄も現役のNBAプレーヤーというNBAファミリーのサラブレッドだ。 高校時代には所属のドンボスコプレップをニュージャージー州の州大会決勝に導き、NBAプレーヤーの登竜門マクドナルドオールアメリカンではMVPを受賞。 また、高校最優秀選手賞の1つであるモーガン・ウッテン賞も受賞している。 無論、多くの強豪カレッジからリクルートを受けたハーパーは、兄の母校でもある地元ニュージャージー州のラトガース大に進学した。 大型ガード...

NBAドラフト2025:ドラ1最有力候補、クーパー・フラッグ

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最近サッパリブログの更新をしていませんが、今年もドラフトが近付いてきたのでドラフト予習を。 やっぱり今年はクーパー・フラッグ君からでしょう。 2022年のU17W杯での活躍で世界にその名を知らしめ、高校ラストシーズンにはシーズン無敗でChipotleナショナルズ制覇を達成。 カレッジ開幕前には唯一の大学生としてUSAセレクトチームに選出され、カレッジでも期待通りの活躍で最優秀選手賞を総なめ。 最早逆張り不可能な今年のドラ1鉄板候補だ。 クーパー・フラッグ(Cooper Flagg) 所属:デューク大 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF/PF 主な受賞歴:National college player of the year (2025)/ACC Player of the Year (2025)/National high school player of the year (2024) スタッツ(2024-2025) GP MIN FG% 3P% FT% REB AST BLK STL PF TO PTS 37 30.6 48.1 38.5 84 7.5 4.2 1.4 1.4 1.9 2.1 19.2 コンバイン測定結果 身長(裸足) 指高 体重 ウイングスパン 垂直跳(助走無) 202.6 270.5 100.2 213.4 73.7 垂直跳(助走有) レーン アジリティ シャトルラン スプリント 最高到達点 90.2 10.64 2.92 3.30 360.7 ハイライト U17W杯で世界中にその名を轟かせる まずはクーパー・フラッグの経歴をサッと振り返っていこうかなと。 フラッグがその名を知られる様になったのは2022年FIBAU17W杯だ。 フラッグは当時15歳ながらU17W杯のUSA代表メンバーに選出され、チームの主力として活躍。激しいディフェンスで世界制覇に貢献した。 平均9.3得点10.0リバウンド2.4スティール2.9ブロックという驚異的なスタッツを叩き出し、大会ベスト5にも選出された。 大会終了後にはFIBAが公式アカウントにフラッグのハイライト動画をアップロードした事からも、この大会での彼の活躍が如何に衝撃だったかが伺えるだろう。 高校では全米制覇を達成 それまで地元メイン州の高校で...

Nike Hoop Summit 2025:大会史上初の延長戦となった激戦をUSAが制す

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USAのジュニア代表チームと、同世代のインターナショナルプレーヤーや海外にルーツを持つプレーヤーで形成されるWorldチームが対戦するオールスター戦、Nike Hoop Summit。 1995年にスタートし、休止期間やコロナによるキャンセルを挟み、男子は今年で26回目を迎える。過去には、日本からも田臥勇太や松井啓十郎がWorldチームの一員として参加。 第26回目の今大会は、史上初の延長戦にもつれる激戦に。延長戦に入るとキャメロン・ブーザーのアリウープダンク、ダリアス・エイカフとトレイ・マッケニーのアウトサイドシュートでUSAが主導権を握り、124-114で勝利を収めた。 大会史上初の延長戦に 世界中から集まった世代屈指の新鋭達の試合は大会史上初の延長戦にもつれ込んだ。 前半は53-44でWorldチームのリードで折り返したが、後半に入るとUSAがギアを1段上げる。 キャメロン・ブーザー、AJ・ディバンツァ、ダリアス・エイカフ、マイケル・ブラウンJrが個の力でWorldチームを蹂躙。第3クウォーターだけで、37-15とWorldチームを圧倒し、81-68のUSAリードで最終クウォーターへ。 最終第4クウォーターでも、USAが優位に試合を進め、残り5分を切って92-76と盤石の勝利を収めるかと思われたが、Worldチームのトゥンデ・ヤソフ、ダメ・サーを中心に猛チャージ。 98-96のUSAリードで迎えたラストプレーでもヤソフがコーストtoコーストでドライブを沈め、98-98の同点で試合は延長戦に。 延長戦では、勢いのあるWorldチームに分があると思われたが、USAは最初のオフェンスでWorldチームのディフェンスを綺麗に崩し、ブーザーがアリウープダンクを決めると、そこからエイカフ、トレイ・マッケニーが続けざまに3PTをシュートを沈め主導権を握る。 追いかけたいWorldチームだったが、頼みのヤソフのドライブはマッケニーにブロックされ、反撃の糸口を掴めず。USAが124-114で激戦を制した。 USAではディバンツァが24得点6リバウンド5アシスト3スティール、ブーザーが22得点16リバウンド6アシスト3スティール1ブロックの活躍で格の違いを見せた。Worldチームではヤソフがゲームハイタイの24得点を記録した。 ディバンツァとブーザーが...

【NCAAトーナメント2025】フロリダ大とヒューストン大が決勝へ

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アメリカ大学バスケットボール、NCAAディビジョン1の頂点を決めるNCAAトーナメント。 毎年3月に開催され、全米中から熱烈な視線が注がれる大会は、別名"March Madness"とも呼ばれる程、高い注目度を集める。 現地時間4月5日にFINAL4(ベスト4)の2試合、フロリダ大対オーバーン大、ヒューストン大対デューク大が開催。 それぞれフロリダ大、ヒューストン大が激戦を物にし、全米王者決定戦である決勝にコマを進めた。※フロリダ大もヒューストン大もジョーダンブランド校同士ですね。 フロリダ大とヒューストン大による決勝戦は現地時間4月7日に開催の予定。 クレイトンJrが2007年以来の決勝に導く 前半リードを奪ったのはオーバン大。 カレッジ屈指のインサイドプレーヤーであるジョナイ・ブルーム、NCAAトーナメントで鮮烈な活躍を見せるフレッシュマンガードのタハド・ぺティフォードの活躍で、46-38の8点リードど前半を終える。 しかし、ELITE8の対テキサステック大戦でも、後半最大10得点差を逆転したフロリダ大は動じない。後半に入るとアウトサイド攻勢で一気に詰め寄る。 フロリダ大は安定して得点を決め続けたエース、ウォルター・クレイトンJrを中心に逆転に成功するも、対するオーバーン大のブルームはシュートを決めきる事が出来ず。 クレイトンJrはこの試合で34得点を記録し、対テキサステック大戦に続く30点オーバー。高さや爆発的な身体能力は無いが、当たり出したら止まらないシュート力、巧みな緩急からのドライブで得点を量産した。 フロリダ大は2試合連続の逆転勝利で連覇を果たした2006年、2007年以来となるNCAAトーナメント決勝進出を果たした。 フロリダ大では、この試合僅か1得点に終わりファールアウトに終わったアレックス・コンドンのブルームに対する献身的なディフェンスも光った。 奇跡の逆転劇でヒューストン大   カレッジ屈指のディフェンスを誇る両校の対戦はティップオフから期待通りのバチバチの展開に。 ヒューストン大はサイズで勝るデューク大相手にフィジカルなディフェンスで対抗するも、デューク大にオフェンスが抑え込まれ。 対するデューク大はフレッシュマンのコン・ケヌペルが快調にシュートを沈め、同じくフレッシュマンのクーパー・フラッグもビッグ...

2025年のバーガーボーイズが決まったよ!!

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アメリカ高校バスケ界で最も著名なオールスターゲーム、マクドナルドオールアメリカン。 全米の高校最上級生から男女各24名が選出され、東西に分かれて熱戦を繰り広げる。 今年は4月1日にブルックリンのバークレイズセンターでの開催を予定。 主催であるマクドナルドにちなんで、選出されたプレーヤーは"バーガーボーイズ"、"バーガーガールズ"なんて呼ばれたりも。 今回は選出されたバーガーボーイズの24名の一覧と勝手な雑感、推しメンを。 ■East ショーン・アバエブ 氏名(英語表記):Shon Abaev 所属:カルバリークリスチャンアカデミー(フロリダ州) 進学予定:シンシナティ大 ポジション:SF 身長:200.7cm ダリアス・エイカフJr 氏名(英語表記):Darius Acuff Jr. 所属:IMGアカデミー(フロリダ州) 進学予定:アーカンソー大 ポジション:PG 身長:188cm ダリアス・アダムス 氏名(英語表記):Darius Adams 所属:ラルミエールスクール(インディアナ州) 進学予定:コネチカット大 ポジション:SG 身長:195.6cm ネイト・エイメント 氏名(英語表記):Nate Ament 所属:ハイランドスクール(ヴァージニア州) 進学予定:未定 ポジション:SF/PF 身長:205.7cm キャメロン・ブーザー 氏名(英語表記):Cameron Boozer 所属:クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州) 進学予定:デューク大 ポジション:PF 身長:205.7cm ケイデン・ブーザー 氏名(英語表記):Cayden Boozer 所属:クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州) 進学予定:デューク大 ポジション:PG 身長:193cm ジェイレン・ハレルソン 氏名(英語表記):Jalen Haralson 所属:ラルミエールスクール(インディアナ州) 進学予定:ノートルダム大 ポジション:SF 身長:200.7cm アイザイア・ハーウェル 氏名(英語表記):Isiah Harwell 所属:ワサッチアカデミー(ユタ州) 進学予定:ヒューストン...

デューク大のクーパー・フラッグがACCの新人得点記録を更新

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デューク大のフレッシュマンウイング、クーパー・フラッグ。 今年のNBAドラフトで1位指名の最有力候補と見られるフラッグが、現地1月11日の対ノートル大戦で大記録を達成した。 試合開始から立て続けに3PTを決めたフラッグは、試合を通じて高確率にシュートを決め続け、カレッジでのキャリアハイを大幅に更新する42得点を記録。 フラッグの活躍でデューク大が86-78で勝利をおさめた。 フラッグの42得点はボストンカレッジのオリビエ・ハンランが2013年に記録した41得点を超え、ACCの男子1年生による1試合最多得点記録更新となった。 ACCはデューク大、ノースカロライナ大、バージニア大など、強豪ひしめくNCAAディビジョン1屈指の強豪カンファレンスの1つ。 マイケル・ジョーダン、グラント・ヒル、ティム・ダンカン、クリス・ポールといったレジェンドプレーヤーもACCの出身だ。 大記録の達成により、フラッグに向けられる注目は更に高まっていくだろう。 COOPER FLAGG 40-PIECE ‼️ He sets the ACC men's basketball single-game scoring record by a freshman in the win over Notre Dame 💪 pic.twitter.com/y8LmCslwt3 — ESPN (@espn) January 11, 2025 ACCの新人記録を更新する42得点 デューク大のビッグマン、カマン・マルアチを警戒し、ノートルダム大のディフェンスが収縮する中、フラッグは立ち上がりから快調に3本の3PTを成功。 フラッグは自身の得点だけでなく、ディフェンスが寄ればマルアチやシューター陣にアシストを供給。この試合でフラッグは42得点に合わせてキャリアハイタイの7アシストを記録している。 後半に入ってもノートルダム大はマルアチを警戒し、フラッグにディフェンスを集中させる事が出来ず。 フラッグはアグレッシブに攻め続け、FG11/14、3PT4/6、FT16/17という超高確率でシュートを沈め、カンファレンス記録を更新する42得点を叩き出した。 ノートルダム大ディフェンスを引き付けた影の立役者マルアチも19得点10リバウンドでダブルダブルを達成している。 カンファレンスゲー...