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class of 2026のオールラウンダー、AJ・ディバンツァの名前は覚えておいた方が良い

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ESPNによる有望高校生ランキングでclass of 2026(2026年に高校を卒業する日本の高1相当の学年)の学年1位にランクされるAJ・ディバンツァ。 今夏はU16USA代表としてアメリカ選手権で活躍。 16歳ながらNBAプレーヤーが出場するProAmにも出場し、SNSにはレブロン、KD、クリス・ポール等、NBAのスーパースターとワークアウトを行った様子も。 高い身長と長いウイングスパン、高い身体能力とオールラウンドなスキルを有し、将来が期待される注目株だ。 AJ Dybantsa has been working out on the west coast with some current NBA players such as KD and LeBron. Today he plays at 4:30 EST / 1:30 PST from the Drew Summer League on NBA TV. Catch the No.1 prospect in the class of 2026. @ADybantsa @DrewLeague https://t.co/pDfpwSHbf7 pic.twitter.com/AHF8huATbN — Paul Biancardi (@PaulBiancardi) July 30, 2023 AJ・ディバンツァ 所属:プロリフィックプレップ(カリフォルニア州) 学年:class of 2026 生年月日:2007年1月29日 ポジション:SF 身長:200.7cm ハイライト ハンドラーのセンスも見せる2wayプレーヤー class of 2026の学年No1プレーヤーと評されるウイング、AJ・ディバンツァ。 2021年に不遇の死を遂げたテレンス・クラークと同じAAUチームに所属し、彼と共にワークアウトもしていた様。 クラークを尊敬しており、2022年のCP3 Rising Stars Campでのダンクコンテストでは、クラークのジャージーを着て出場し、優勝をかっさらっている。 プレースタイルからもクラークの影響が感じられ、ウイングプレーヤーながら卓越したハンドリングと目を見張るパスセンスを備え、ハンドラーとしての素養を感じさせる。 Nike主催のAAUリ

レブロン次男、ブライス・ジェームズがノートルダムハイスクールに転校へ

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NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズの次男、ブライス・ジェームズ。 今季からジュニア(日本の高2相当の学年)となるブライスだが、昨季まで兄のブロニーと共にプレーしていたシエラキャニオンスクールから、同じカリフォルニア州内のノートルダムハイスクールに転校する事が報じられている。 ノートルダムは昨季のカリフォルニア州大会(ディビジョン1)の王者。プレーオフではシエラキャニオンとも対戦し勝利を上げた。 また、ラッパーのMaster Pの息子であり、ヒューストン大コミットのマーシー・ミラーもノートルダムに所属している。 ブライス・ジェームズ 所属:ノートルダムハイスクール(カリフォルニア州) 学年:class of 2025 生年月日:2007年6月14日 ポジション:SG/SF ハイライト 飛躍が期待されるスーパースターの次男 レブロンの次男、ブライス・ジェームズ。 兄のブロニーはガードとしてプレーしていたが、ブライスは兄よりも1回り大きく(ESPNに記載されている身長は198.1cm)、ウイングとしてプレーしている。 一方、兄のブロニーが全米屈指のタレント層を誇るシエラキャニオンでフレッシュマンからローテーションプレーヤーとして出場時間を獲得し、ESPNランキングでも上位にランクインしていたのに対し、ブライスはまでそこまでの評価を得るには至っていない。 過去2シーズンは兄と共にシエラキャニオンスクールでプレーしていたが、ブライスは兄の様に出場時間を獲得出来てはいなかった。 また、シエラキャニオンには元NBAプレーヤーを父に持つ所謂"NBA2世"が多く、知名度の高さは全米屈指であったが、2019年を最後にカリフォルニア州大会制覇を逃していた。 同年代時点での兄と比較するとまだまだ発展途上のブライスだが、身体能力の高さは父親譲りで、ハイライトプレーのスケールは大きい。 身体的にはブロニー以上に父に近いという声もあり、今回の転校が良い転機となるだろうか。 高校時代のブロニーには様々な評価があったが、最終的には学年トップレベルの実力を有している事を証明していた。兄同様に学年トップレベルの評価を得るには、そろそろ頭角を現しておきたい。上級生となる今季はそのポテンシャルを安定して発揮し、飛躍のシーズンとなる

"Z世代のキリレンコ"クーパー・フラッグが学年変更へ

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高校バスケ界屈指の名門校、モントバードアカデミーのウイングプレーヤー、クーパー・フラッグ。 先日、彼に関するフェイクニュースが日本のバスケメディアでも取り上げられた事で、日本でも知名度の高いプレーヤーかもしれない。 2025年卒業予定のclass of 2025に属し、ESPNランキングでは学年全体2位の評価を得ていたフラッグが、class of 2024に学年変更をし、高校卒業を1年早める事が明らかとなった。 フラッグの学年変更を受け、高校生プレーヤーランキングの大手、Rivals、247は早速フラッグをclass of 2024の学年No1に据えている。 Breaking: Cooper Flagg, the No. 2 prospect in ESPN's class of 2025, announced he is reclassifying into the 2024 class. pic.twitter.com/miPfAI7pRs — ESPN (@espn) August 11, 2023 クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF/PF ハイライト Z世代のアンドレイ・キリレンコ 2022年の夏、当時15歳ながらU17USA代表に選出されU17Wカップに出場。 平均9.3得点10.0リバウンドに加え、2.4スティール2.9ブロックを記録し、15歳ながら大会のベスト5に選出された。 昨季からは地元メイン州からフロリダの強豪校モントバードアカデミーに転校。 モントバードアカデミーは、ディアンジェロ・ラッセル、ベン・シモンズ、RJ・バレット、ケイド・カニングハム、スコッティ・バーンズ等、多くのオールラウンダーをNBAに輩出している。 ここでも、ソフォモア(日本の高1相当の学年)ながら、未来のNBA候補がひしめくチームとして看板プレーヤーとして躍動した。 今夏のAAUシーズンでは、NIKE主催のEYBLに所属するメインユナイテッドでプレー。多くのハイライトプレーでSNSを賑わせた。 オールラウンドなオフェンススキルも優秀だが、フラッグを特別なプレーヤーにしているのは絶対的な支配力を有するディフェンス。 ウイングとしては高い身長

2023-2024シーズン注目のNBA2世プレーヤー

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最近更新サボってますが... 今回は当ブログの定番、2世プレーヤーネタを。 最近、元NBAプレーヤーを父に持つ所謂2世プレーヤーの活躍が顕著。(レブロンの所は父もまだ現役だけれど) いつにもまして内容の薄い回ですが予めご容赦を。身長はESPN等に記載されている身長をそのままで。class of ~は高校の卒業年を表すものでドラフト年を現すものではありません。誕生日が出てる子は誕生日も記載。 例の如くちょくちょく追記していければなと。 ディラン・ハーパー 父:ロン・ハーパー 学年:class of 2024 生年月日:2006年3月2日 ポジション:SG/PG 身長:193cm 所属:ドンボスコプレップハイスクール(ニュージャージー州) ハイライト 父は元NBAプレーヤーのロン・ハーパーで、兄も現役のNBAプレーヤーであるロン・ハーパーJr。 そして自身はclass of 2024のESPNランキングで学年No1にランクされるコンボガードだ。 今夏のPeach Jamでは平均21.2得点5.7リバウンド3.3アシストで1stチームに選出。U19ワールドカップのメンバーにも選出され、平均9.3得点に加えチームトップの3.0アシストを記録した。 父や兄よりも1回り小柄で、爆発的な身体能力も無いが、フィジカルコンタクトを苦にしないタフさとオールラウンドなスキルを備える現代風のコンボガード。 父や兄に続きNBA入りを果たすのもそう遠くはないだろう。 ジェイス・リチャードソン 父:ジェイソン・リチャードソンjace 学年:class of 2024 生年月日:2005年10月15日 ポジション:SG/PG 身長:190.5cm 所属:クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州) ハイライト 元ダンクコンテスト王者のジェイソン・リチャードソンを父に持つジェイス・リチャードソン。父より1回り小さいコンボガードだが、父譲りの豪快なダンクを叩き込む事も。 弟でclass of 2026のジャクソン・リチャードソンも有望プレーヤーと目されている。 今夏大きく評価を上げたプレーヤーの1人で、全米の有望高校生が集うPangos All-American Campでは16.8得点3.2アシストを記録し、キャンプの2nd

テーブス流河がNCAAディビジョン1のボストンカレッジにコミット

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日本バスケットボール界にとっても嬉しいニュースが。 ボストンのニューマンスクールでプレーするテーブス流河君がボストンカレッジにコミット。 ボストンカレッジはデューク大、ノースカロライナ大(UNC)といった日本でも知名度の高い強豪校がひしめくACC(Atlantic Coast Conference)に在籍しており、カレッジでは、テーブス君がNBA候補生達と対戦する姿が見られるだろう。 ちなみに、テーブス君はclass of 2024(2024年に高校卒業予定)なので、カレッジへの進学は来年の見込。 Congratulations to Magic and Newman 6’1 2024 Luka Toews on his commitment to Boston College! Luka is the 4th commitment in the Magic class of 2024 and also the 4th to commit to play D1 basketball! #MagicFamily 🔵⚪️⚫️ #GoEagles 🦅 pic.twitter.com/6tnbVOg4RK — Middlesex Magic (@MiddlesexMagic) July 16, 2023 多数のD1校からのオファーを獲得 渡米当初は兄もプレーしていたノースフィールドマウントハーモンスクールでプレーしていたテーブス君だが、コーチの退任に伴い、昨季からはニューマンスクールでプレーし、AAUではアンダーアーマー主催のリーグに所属するミドルセックスマジックに在籍。 その活躍により、高校生プレーヤーのランキングサイト大手の1つ、 247Sports からの評価ではPGとして同学年の全米26位と高い評価を得ている。 また、カレッジのリクルート情報などを扱うサイト、 Verbal Commits によれば、今回コミットしたボストンカレッジ以外でもロードアイランド大、ロヨラ大シカゴ等、合計10校からオファーを受けていたとされる。 現在は同学年のPGで全米26位という評価だが、来るシーズンの活躍次第では、その評価は更に上がりそうだ。 強豪ACCに所属するボストンカレッジ テーブス君がコミットしたボストンカレッジは、全米屈指の強豪

ちょっと先の話。今から覚えておいてほしい次代のスター候補。

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タイトル通り、ちょっと未来のお話。 class of 2025、class of 2026に中々に有望なオールラウンダーが揃っているので、是非今から抑えておいてほしいなと。 サイズがあり、攻守に支配力を見せる彼等の台頭は"新時代"の到来を予感させる。 ちなみに高校バスケファン的な"class of ~"は高校を卒業する年を意味し、NBAドラフトにエントリーが可能な年では無いのでご了承を。(現行の ドラフトルールでは、年齢以外にも高校卒業後1年経過という要項有り) クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 学年:class of 2025 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF/PF ハイライト Z世代のアンドレイ・キリレンコ 全米屈指の強豪、モントバードアカデミーでプレーするクーパー・フラッグ。 未来のNBA候補ひしめくモントバードアカデミーの中で、下級生ながらに看板プレーヤーの1人としてチームを牽引した。 昨年のU17ワールドカップでは、15歳にして平均9.3得点10リバウンド2.4スティール2.9ブロックという驚異的な数字を叩き出し、大会ベスト5に選出された。 そのディフェンス力は既に学年を問わず高校No1と呼んで過言では無いレベルに有り、機動力とサイズで全てのポジションをカバー。長い腕を槍の様に伸ばし、カバーポジションからスティールをもぎ取り、ブロックショットを叩き出す。 身体的な資質も去ることながら、常軌を逸した程にしつこく激しいプレーは圧巻だ。 今夏のAAUシーズンでは、トップカテゴリーから1つ下のE16カテゴリーでプレーし、スコアリングに特化。ハンドリングやハーフコートでのスコアリングスキルは発展途上だが、オープンコートではサイズと身体能力で理不尽なまでの決定力を見せた。 スコアリングスキルに磨きを掛けているが、オフェンスではスコアラーというより、ゲームメイクもこなすセカンドハンドラー向き。パスの視野は有るので、ハンドリングスキルとアウトサイドシュートの成長に期待したい。腕が長すぎる故、ちょっとハンドリングには危なっかしさを感じるので。 デイビッド・ロビンソン以来となるクアドラプルダブルを達成するのはクーパー・フラッグかもしれない。

NBAドラフト2024:そろそろ来年のドラフトの話をしよう

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さて、"来年のドラフト予習をするまでがドラフト"っということで、2023年のドラフトも終わったので、そろそろ来年のドラフトの話を始める頃でしょう。 と言っても、2024年のドラフト候補になりそうな子から、僕が推す子を押売りするだけだけれど。 来年のドラフト候補は"小粒"なんて声も聞かれるけれど、今の時点でのスケールではなくて、重要なのはNBA入り後どんなプレーヤーになるかという事なので、今からそんな事気にしていても面白くないよね。 所属については、現時点での来季の所属先を。 例の如く徐々に追記していくスタイルで、7月中に10~15人位書いておきたいなと。 マタス・ブゼリス 所属:Gリーグイグナイト 生年月日:2004年10月13日 ポジション:SF/PG 出身:サンライズクリスチャンアカデミー(カンザス州) 主な受賞歴:McDonald's All-American (2023)/Nike Hoop Summit (2022) ハイライト ESPNの1位予想を受けたオールラウンダー ESPNによるドラフト予想でも1位指名を予想を受けた、リトアニア系オールラウンダーのマタス・ブゼリス。 今季はケネディ・チャンドラーやケンダル・ブラウンを輩出した高校バスケの屈指の強豪校、サンライズクリスチャンアカデミーでプレーしている。 ロスター登録身長6フィート11インチ(210.8cm)の長身ながら、"ガード"とも呼ばれる程スキルフルなプレーヤーで、シューティング、ハンドリング、パッシングと3拍子揃って高いレベルのオフェンススキルを有している。 そのサイズを利して、ディフェンスでも大きな存在感を見せる。 クリエイティブというよりも堅実寄りのプレーヤーで、"大型ガード"と評される事もあるがオールラウンドウイングの延長線上にいるプレーヤーという印象。 アウトサイドシュートを得意としており、サイズも有るので、器用な3&Dの方向性でも重宝されそうだ。 華奢なフィジカルは懸念だけれど、それを除けばこれと言った弱点は無し。 順調に成長すれば、全盛期のゴードン・ヘイワードの様なプレーヤーになれる逸材だ。 高校卒業後はカレッジをスキップし、Gリーグイ